アレルギー性鼻炎の予防について

よくなぜアレルギー性鼻炎になったのでしょう?と尋ねられます。
かなりお答えすることがむつかしい質問です。
分かっているのは、どのような環境の方がアレルギー性鼻炎になりやすいか、逆にアレルギー性鼻炎になりにくいかです。

まずどのような方がアレルギー性鼻炎になりやすいのでしょう?よく分かってないのですが、前置き(逃げ?)をおいて始めます。

  1. 喫煙
    正直喫煙者の方には申し訳ないのですが、どうも悪いようです。受動喫煙も悪いようです。私も喫煙者だったので、目の敵にされるのはつらいのは分かるのですが、呼吸器系のアレルギーの世界では絶対悪とされています。
  2. 大気汚染
    悪いといわれていますが、どのようなものが悪いのかははっきりとしていないようです。一般的にはPM2.5や軽油(灯油)のばい煙などあまりいいイメージはないですし、悪いといわれています。

では、アレルギー性鼻炎の予防策、またあどのような方がなりにくいのでしょう。

  1. 牧場経営者とその家族
    まったくアレルギー性鼻炎と関係ないと思われるのですが、統計的に発症率が低いそうです。理由としては、幼少期より様々な抗原に暴露するため、様々な抗原に対して免疫寛容が起こりやすいというのが考えられています。
  2. 乳幼児、未就学児はダニ抗原回避(ただしペットはOK)
    子供のダニ過敏性のアレルギー性鼻炎はダニ抗原の回避によって改善が期待できますが、ダニ抗原回避によってアレルギー性鼻炎の発症を抑制することが出来るかもしれません。
  3. 動物のフケ、カビの除去
    動物のフケ、カビもアレルギー性鼻炎の発症に関与するといわれていますので、ペットは時々洗うようにして、またクーラーのカビを掃除するようにしましょう。
  4. 母乳育児
    乳児の血縁者にアレルギー歴がある場合には、3か月程度の母乳育児が推奨されています。

ちょっとごちゃごちゃしていて分かりづらいですね。上記も絶対的なものでないので、あまり難しく考えずに、できる範囲でするようにしましょう。

写真は十勝に行った時の写真です。牧場繋がりです。北海道はまた行きたいです。

 

参考文献

Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma (ARIA) 2008 update (in collaboration with the World Health Organization, GA(2)LEN and AllerGen).
Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma (ARIA): achievements in 10 years and future needs.

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