ステロイド点鼻薬

耳鼻咽喉科で処方する点鼻薬で、最も多いのはステロイドが薬効成分のステロイド点鼻薬です。アレルギー性鼻炎のガイドライン(手引書のようなものです)ではこれは通年性の鼻炎では主な役割を果たすお薬となっています。

抗ヒスタミン薬と比較すると、
短所;効き目がでるのが少し遅い
長所;効果は高く、眠気がないとされています。

ステロイドというと怖いイメージがあって、なかなか使い続ける事に不安を感じられる方もいらっしゃるのですが、ステロイド点鼻薬は鼻粘膜で効果を発現後、ただちに分解されて全身への作用はごくわずかですので、ガイドラインで通年性の鼻炎に対する使用が推奨されています。

ステロイド点鼻薬は、一日一回の使用でいいものと一日二回のものがあります。
一日一回のものは新開発のもので、一日二回のものはやや昔に開発されたものです。

通年で使うのでしたら、一日一回のものが続けていきやすいかもしれませんが、一日二回のものは後発品がありますので、少しお安いです。

 

参考)
ARIA 2008(海外のアレルギー性鼻炎治療ガイドライン、WHOの推奨も得ています;リンク先は英語で196ページもあります。注意!)
鼻アレルギー診療ガイドライン2016年度版

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