子供のなおりにくい中耳炎の治療
難治性中耳炎とは抗菌薬(抗生物質)などによる治療を続けてもなおらない中耳炎です。
反復性中耳炎とは6カ月以内に3回以上、1年以内に4回以上中耳炎を繰り返す中耳炎です。
1歳前後~2才の子供さんが多いです。
お母さま方はこの二つの中耳炎がなおりにくい中耳炎と理解されているのではないでしょうか?
治療は抗菌薬の内服、鼓膜切開、鼓膜チューブ留置、抗菌薬の経静脈的投与を行います。
また漢方薬の十全大補湯が効果があるという報告もあります。
鼓膜チューブはいれた状態が1か月間の場合、1年間の場合どちらでも改善することが証明されています。
専門用語が多くて分かりにくいかと思います。
また実際の治療に当たっては、中耳炎の程度などを考えながら判断しないといけませんので、上記をふまえた上で主治医に判断させてください。
参考)
小児急性中耳炎ガイドライン(2013年度版;10ページ、12ページ、70ページ)