外来で行う内視鏡下副鼻腔手術

以前より、外来での日帰り内視鏡下副鼻腔手術に取り組んでおります。
副鼻腔炎、鼻ポリープは仕事をされている方に悩んでいる方が多いこともあり、日帰りで安全な手術を行う事が必要されていると感じます。

以下にその流れを説明させていただきますので、参考にしていただけましたら幸いです。

なお、手術は受けていただいた患者様には、術後しばらくの間、

  1. 飲酒・
  2. 出血時に病院にすぐ受診いただけないような場所
    (救急車が来れないような場所、山の中、海(船)の上)に行かない事

をお願いしております。稀ではありますが、術後に出血をきたすことがあります。

外来での流れ

手術を受けることを決めていただいた後、手術前の検査として、心電図、採血、副鼻腔のCTなどを受けていただきます。その際に、手術について説明させていただき、手術の同意書をお渡しします。署名いただいて、後日(手術日など)に持ってきていただきます。

手術日の流れ
  1. 耳鼻咽喉科の外来で鼻の中に麻酔で湿らせたガーゼ(綿)を詰めます。この状態で30分以上待機します。
  2. 手術室で内視鏡で鼻の中を確認しながら、麻酔の注射をします。
  3. 麻酔が十分に効いている事を確認し、内視鏡手術を開始します。
  4. 手術では内視鏡で確認しつつ、
    1. 鼻のポリープを取る。
    2. 膿が入った副鼻腔の壁に穴を開けて、膿を出すなどします。
  5. 鼻の中に詰め物をして、血を止めます。手術を終えます。

病院にきていただいから、およそ2時間から3時間で帰宅していただく事が出来ます。

手術後の流れ

手術直後の2週間は週2回受診いただきます。その次の週は週に1回、さらにその次の週からは2週間に1回の受診となります。(以後、受診間隔は拡大します)
手術後2ー3か月で完治となります。それまでの間は、しばしば鼻からおおきなかさぶたがでてきたり、鼻をかむと鼻血がにじんだりします。

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